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もり森 
2009 / 09 / 23 ( Wed )  10:43
 永遠の夜(仮)の下書き1ページ目。
下書き
 ネームを書き上げた時点で4ページになりました。
 そのネームの上から清書の形で下書き。

 森の中です。とても好きなところですが、書くのは大変ですな。はっぱっぱ。
 そういや。

 先々週、余りの青春18きっぷで山梨県へ。一人旅~☆
 昇仙峡へ行ってきました。
 でも、昇仙峡を堪能していたというより、殆どの時間、藪深い森の中をさまよっていましたい。

 その日。
 路線バスを降りた、昇仙峡入り口。
 気になってしまったのは、脇にあった登山道。
 順路とは違うけれども、多分、繋がっているでしょ。
 よし、登ってみよう。ざっざっざ。
 む? むむ? なんだか、道というより、獣道? いや、それどころか、雨水が流れ下った小沢のようにしか感じられないのですけど?
 本当に登山道なのだろうか。
 その疑念を払ってくれるか如く、申し訳程度に朽ちた道しるべが立ち木に掛かっている。
 しかし進む毎に藪は深くなっていく。
 辺りより幾分か、草の浅いところを探してそれを道とする。
 木は視界の先まで埋め尽くし、昇仙峡を望むこともできない。
 第一、どんどん高度が上がっている。そりゃそうだ、昇仙峡という谷に行く筈なのに、今進んでいるのは登山道。頂上を目指している……う、間違ったかも。
 かれこれ、二、三十分は登っていたのだろうか。
 空が明るくなった。木のないところ、だ。
 あ。
 ドライブウエーに出た。後ろを振り返る。
 そこには藪。そして、よーく目を凝らすと、藪の中にはぼろっぼろの道しるべが……
 いや、これを登山道の出入り口だと気付く人はいないでしょうねー。 
 仕方なく、道路を行くことに。途中、すずめばちに襲われたりする。なんとか回避。
 というか、待て。しつこく山登りしてませんか?
 それに、車で走る道に、足で立ち寄れる場所が方々にあるわけでもなし。
 どうしよう。もしかして。あの道をまた引き返すしかないんか?
 でも、今どこにいるかも分からないんだ、それしか手はない。
 今度は下り道だ、足への負担は登りより辛いと聞くからいたわらないと。
 下る下る。こんな藪の中でも、なんとなく見覚えがあると思うものなんだな。
 で、いつの間にか知らないところに来ていた。何やってんだ。
 風の音と、虫の声ぐらいしか聞こえない。どこなんだろう。
 しばらく下っていくと、まあ、下るというより、滑り降りる感じだが。
 木々の向こう、下の方に建物のようなものが見える。
 道が近いのかも。
 結構、斜面が険しいのと、ふかふかの腐葉土だから、滑り落ちないように気を付けないとな。
 と、すぐそこにも何かあるぞ。
 コンクリートの支柱が見えた。道しるべ? こんな立派なものあったっけ。
 回り込んで彫り込みを読む。
 「砂防指定地」
 なんだそれ。
 更に降りてさっきの建物がきちんと見えてきた。鉄柵で囲まれている。
 それは、コンクリートの固まり、砂防ダムだった。
 ふと気付く。
 今、すごいところにいないか?
 よく見ろ、足もとは滑り落ちそうな斜面。
 物音も聞こえない山の中。そこに一人。
 砂防ダムは鋭く切り込んだ谷を塞いでいる。
 おい、ここでもし足を滑らせたら、帰れなくなる。
 途端に、手が震えてきた。……すごいことになっていないか?
 落ち着こう。落ち着こう。まずは、登って安全を確保することだ。
 辺りを見回す、今更気付くこと、どの木も枝のように細く、力を掛ければたやすく抜け落ちそうだ。
 これは慎重に体重を預けていかないと、木もろとも地獄行きだ。
 一歩一歩、足場をしっかり取り、一本一本、感触を確かめながら木を掴んでいく。
 無心にひたすらに、登ることだけを考えた。
 どれぐらい登っていたのか、勾配が緩くなってきた。
 多分、もう、大丈夫だ。そして、なんとか見知った道を探そう。
 幸い、すぐにその場所は見つかった。この雰囲気、ここ、知っている。
 進んでいくと、小沢や、くぐり抜ける感じの藪。うん、こっちだ、間違いない。 
 記憶が正しければ、登山道の入り口はもう、近い。
 だが、油断は禁物……でした。
 すずめばちです。まさか藪の中で襲われるとは。
 さっきは道路だったから逃げることもできたけれど、走るに走れない。
 それでも必死に走り抜けた。ポケットからカメラが吹っ飛んだけど、そんなこと構っていられない。
 本当は、逃げちゃいけないらしいけど。難しいもんだ。
 難が去ったことを確認して、カメラを取りに戻る。
 おいおい、もう少しで沢の向こうに落ちてしまうようなところにあるじゃないか。
 きちんとポケットを閉じておかないとならんかったのだな。
 車の音が聞こえてきた。
 車道だ。入り口だ。
 これでやっと、昇仙峡に行ける。

 ということがありました。あれ、まだ昇仙峡に着いてないね?
 でもまた懲りずに登山道に入っちゃうんだな、このあと。

この記事へのコメント

2009 / 09 / 24 ( Thu )  02:55
すずめばちw

大変でしたね、すずめばちに襲われるとは
というか がらへびさん、どんだけハードな事してるんですか(笑)

でもそういう試練を乗り越えた後に
目的地に着けたら、嬉しいもんですよね^^

こヴぁ ・ URL ・ 編集上へ
>こヴぁさん
2009 / 09 / 24 ( Thu )  22:13
予想もしないところに着くのも楽しいもんです。
でもまずは命ですね~大事にしないと。。
もう一回、大事にしなきゃと思わせる場面が続く……待て次号(ないかも)
がらへび ・ URL編集上へ
メメント森
2009 / 10 / 27 ( Tue )  00:35
がらへびさんこんばんは!
初コメントさせていただきます。
新井戸ヒカルと申します。

やはり『うねね』様を訪れる時、
この永遠の夜(仮)がどうなるか気になりますね!

森で何か起こるのか、あるいは・・・わくわく
森は神秘的な場所ですね。
ラテン語ではmoriの発音は「死」を意味するというのも、
なんか人の力の届かない領域であることを感じさせます。
ウィキペディアの受け売りですがw

しかしスズメバチの凶悪さは異常。
私も今年狙われました。
あの音・・・あの顔・・・奴らはもはや森の魔獣です。
新井戸ヒカル ・ URL編集上へ
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描くのは好き、作曲も好き、お話も書きたい、いろいろ食指がのびてます。
創作サークルの七草粥で活動しています。

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